お疲れ様です。金澤です。
今、鍼灸治療の基の一つになる傷寒雑病論について簡単にご紹介します。
傷寒雑病論とは黄帝内経の理論を基礎に後漢以前の臨床経験を論述した臨床書である。
後漢時代(西暦200年)末期に河南省南陽県の張機(張仲景)によって著された。
中景の親族は200人以上いたのだが、建安元年(196年)より10年間で疫病に罹り三分の二が亡くなってしまいましたそのうちの7割が傷寒によるものであり、そのことから傷寒雑病論を著したと言われています。
※ちなみに傷寒とは外感熱病のことで、雑病とは外感病以外の内科疾病のこと。
後漢〜三国時代の戦乱で紛失。その後も発見、紛失を繰り返す。
発見、紛失を繰り返す中一部分だけ見つかり傷寒雑病論の前半10巻(傷寒部分)は「傷寒論」となり、後半6巻(雑病部分)は金匱要略となりました。
少し長くなりましたので今日はここで終わりにします
さようなら〜