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2018/01

◇症例◇

妊娠時の腰痛は鍼灸院ではよく見る疾患です。 妊娠後期ではお腹がせり出す分、腰椎は前弯するので当たり前に腰痛を起こします。 今回はちょっと違うケースで11週めの、まだまだ不安定の時期のぎっくり腰。 伝統医学の見立ては寒邪による気滞血オ。

うちで2年かかり妊娠までこぎつけた患者さん。 

どちらかいうと、着床に問題があり、ここまでやったもってきた感じです。 脾腎の固摂に問題があり、すぐにでも流産となる傾向があります。

 基本は散寒行気活血なのですが、胎児に影響しないように、子宮に効かせないように、腰部の筋肉のみを行気します。 このあたりがテクニック論として大変でした。

鍼の角度と穴性論が決め手となります。

後舌診も決め手になりますね。

2018/1

不妊治療でBBTを付けたことがある方はほとんどだと思います。

毎朝目覚めてから体温を測ることはとても大変なことだと思います。毎日測っている方には頭が下がります

低温期は概ね14日前後で、その後排卵へ移っていくのですが、低温期が長い方もいらっしゃいます。

東洋医学では低温期が長い方は、血が子宮への流入が遅いもしくは少ないと捉えます。

そして生理日数との相関しているように思います。

東洋医学では低温期に子宮に血を貯めていき、内膜の基礎を作ると考えます。

家を作る時に基礎をしっかり作るようなイメージです。

血の貯まりが悪いと内膜が不安定で高温期に内膜が厚くなりにくくなります。

その結果、生理日数の短さに繋がります。

もちろん、上述した低温期と生理日数の関係だけではないのですが、割に多い例として挙げさせて頂きました。

2018/1

婦人科の鍼灸治療では肝気の疏泄が順調か否かを注意深く見ていきます。 これは肝が受け持つ気を流す力が適正を保っているかどうか、ということであり、これが保てない状態を疏泄失調といい、様々な障害の起点となって行くわけです。

D1〜D7まで肝の疏泄の子宮への影響が強まり、これにより経血か排出します。 D13まで一旦は疏泄の影響が弱まり、D14くらいから再び影響力を行使します。そこで排卵と頸管粘液の排出というプロセスが始まるわけです。

D21前後までは引き続き影響力を行使して行きます。この作用で子宮の中の気が十分に活動して、受精卵の形成、分裂、着床というプロセスを行うわけです。

とても大事な働きであることがお分かり頂けましたでしょうか?

この肝の疏泄は精神的なストレス、動揺、不安、怒りなどで容易に低下してしまいます。 ストレスとは特別なイベントだけで起こるわけではありません。面接があって緊張してストレスが溜まったこれもありですが、日常のちょっとしたことでも起こりうるものです。

不妊外来の門をくぐった瞬間、やたら待ち時間が長い、治療する側のちょとした言葉遣い、今日は足元が悪い天気だ!なんてこともあるでしょう。 

心の中で「嫌だなぁー」って呟く瞬間に起こるのです。 そういう所を捉えて適切な治療を行い、肝の疏泄を確保することも私達のお仕事だと思っています。

ときに好きなことをして、好きなものを食べて、好きな人とお喋りしましょう。手足を大きく伸ばす日はとても必要なことだと思います。

2018/1

 子宮内膜が中々厚くならない方がいる。 LHやPRTはそこそこある、或いはかなりホルモン剤を投与しているが、子宮が反応してくれない感じの人を指している。 このような状態を一般に感受性が悪いという言い方をする。 

これには原因として、ひとつに子宮、大きくとって骨盤内の血流不足や抗酸化能力の低下などが挙げられるだろう。 

血流や抗酸化力低下なら鍼灸でいかようにでもなる。 

掻爬歴も感受性の悪さの要因になることもある。 絨毛組織などを残さないように、かなり深くえぐると、その部位のみ厚くならなかったり、硬化しやすくなり、刺激ホルモンに反応しにくい組織が出来上がる。

ただ、これだと掻爬後に熱が出たりしないのでミリットもある。しかし妊娠の観点からならマイナスはかなり大きい。 最近は掻爬を吸引に変える病院も増えてきているという。 今後、妊娠を考えるなら、この視点も頭の隅に置いて欲しい。

2018/1 

◇症例◇

不妊症の患者さんでしたが、 とてもレアな弁証となりました。 

固摂失調による不妊症でした。 

とても珍しく昨年はこのタイプの方はおりませんでした。 

見た目では肝気鬱に見えます。

確かにその徴候とありまっす。

FSHから推定できるE2も低いと予想されますので、軽度の腎精不足もおありでしょう。

ただ問題なのは全体として腎気が弱さが直に子宮の活動力の弱さに繋がり、その中でも封蔵が弱いという流れなのです。 

患者さんにもちょっと運動してもらうことも加味すれば半年くらいでいけるでしょう。

お灸を多用しなければならないケースです。

※ お正月は、とある国の少数民族の幼稚園に寄りました。

背中にあん摩とかエアー鍼(刺さない鍼)をやっていたらちょっとした人気者になりました。 

可愛いですね。

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